和の國ファミリーのみなさま、こんにちは。923こと茨木國夫です。
先日、和の國から徒歩で15分、新市街の電器館で映画を見てきました。
タイトルは、「ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪」です。

20世紀を代表するアートコレクションをたった1人で築き上げた女性「ペギー・グッゲンハイム」の人生を追ったドキュメンタリー映画です。水の都ベネチアで、個人のものとしては質・量ともに世界最大級のコレクションを有する美術館「ペギー・グッゲンハイム・コレクション」の誕生秘話というところでしょうか。。。

僕はもちろん、着物(単衣紬に袖なし黒羽織)で行きました。
2階が受付け。サクサクと階段を上がると、若い女性の方がいらっしゃいました。
目が合ったとたん、「ペギー・グッゲンハイムでしょう~♪」とおっしゃいました。

僕はニンマリ、、、「どうして分かったのですか?」と、尋ねました。

・こんなパトロン的な映画を見るので、僕が裕福そうに見えたのか?
・着物を着ているので、美意識が高いおじさんと思われたのか。。。
勝手に、ウキウキオーラがでまくりました。

しかし、即座に「この時間ならこの映画しかありません!」とのこと。
おっと。。。愉しい瞑想は、心の迷走でした。 
でも、人生を見つめ直すような…とっても素晴らしい映画でした。(^_-)-☆




着物コーディネート 本場奄美泥大島紬 型絵染帯 駒井和子 熊本市中央区 着物専門店 わのくに

型絵染帯 駒井和子 熊本市中央区 着物専門店 わのくに


さて今日は型絵染の駒井和子さんの作品が入荷しましたので、そのお知らせです。
駒井和子さんは、かの添田敏子さんのお弟子さんだそうです。
お能にも造詣が深く、高い美意識をお持ちでいらっしゃいます。

ご覧のように、上質な紬の生地に高貴な紫色の地色がベースです。
配色も、流石駒井さんならでは。楽しくて力強い色のバランスが最高です。
僕の中では型絵染作家の中でも別格ですが、人気が出ないことを祈ります。

また、型絵染名古屋帯のタイトルは「好文木(こうぶんぼく)」。 
好文木とは、梅の異名です。
晋の武帝が学問に親しむと花が開き、学問をやめると花が開かなかったという故事に由来します。



帯に力があるので、「大島紬」や「結城紬」などの着物が、より相性がよいでしょう。
まさに、取り合わせの良いことのたとえそのものの「梅にウグイス」です。
今回は、本場泥大島紬の中でも一番上質な「一元(縦横絣2本)」の大島紬を
コーディネートしてみました。

このような着物姿が増えてきたら、熊本の街もより「文化の香り高い街」になることでしょう。。。
これから師走を迎えるのに、あ~~、梅のかぐわしい香りが脳裏をよぎりました。。。
素敵な女性に嫁ぐことを…夢見ています。

いつもありがとうございます。  拝