模様がところどころかすったように織られた染め文様、またはそのような文様を持つ織物のことです。模様を表すために染め分けた糸を絣糸といい、素材には木綿、絹、麻などを用います。 絣糸の染色方法によってくくり絣、板締め絣、つき絣 …
きものの名称絣文様 2015-02-27
岐阜県の郡上八幡地方で織られている、草木染め手織紬です。郡上八幡の農家では古くから手機で織る自家用の紬が織られていました。普段着であったこの紬は、明治時代以降、衰退の一途をたどっていましたが、それを再興したのが人間国宝で …
きものの名称紬 2014-10-27
会津木綿などと並んで有名な出羽木綿は、山形県が主な産地として知られている木綿地で、少し厚手の生地が特徴です。また、非常に着易く、着込むほど、洗濯するごとに味が出るのも良いところ。長く着ても張りやコシが損なわれにくいです。 …
きものの名称 2014-10-22
会津地方において、日頃欠かせない生活布として人々に親しまれてきた合図木綿は、地味で素朴ながらも美しい地縞が特徴です。 厚地で丈夫、さらに肌合いがよく、保温性、吸汗性があるため、主に日常着や野良着に使用されてきました。 実 …
阿波の旧藩主蜂須賀公の時代には、一般庶民階級の者が絹布を用いることを堅く禁じていました。そこで庶民たちは、木綿織物で外見の美に様々な工夫をこらしたといいます。「阿波しじら織」は明治維新当時、阿波阿宅村の織女“海部ハナ”が …
かすりとは、織文様を作る表現方法のひとつで、しぼり染の技法を用いて作ります。久留米絣の織りは、経糸と緯糸を交差させる平織りです。 特徴は、夏は涼しく冬は暖かいということです。 着れば着るほど肌になじみ、肌触り、風合いがよ …
綿薩摩は琉球絣がルーツとされており、琉球で織られていた絣が薩摩へ伝来して薩摩絣として売られていたものが、薩摩で独自の発展を遂げ、大島紬の気分を木綿で味わえるように改良されました。 綿薩摩の特徴は非常に細い糸で織ってある事 …
片貝木綿とは、新潟の小千谷で織られている木綿で、現在では「紺仁(こんに)」さんがただ1件の織元です。 独特の凹凸があり、生地が重なった時にも他の木綿地に比べてさばきが良くなっています。 縮みも比較的少なく、着れば着るほど …
江戸から続く、もっとも伝統のある木綿着物産地の一つ「伊勢」。 伊勢木綿は単糸という、一番ベーシックな糸を使用しています。 それは、切れやすくて織るのが非常に難しく、いい綿を使った単糸でないと織ることができません。 単糸の …