普通の帯幅の倍にあたる1尺8寸(約54.5cm)の広幅に織り上げた生地を二つ折りにして芯を入れて、とじ合わせる帯で、幅約30~32センチ、長さ約4~4メートル50センチ位に仕立てます。最も格の高い帯で、現在では花嫁衣裳などの礼装用に限られます。
昔の丸帯は長さが短く、3m60cm~4mくらいで、一重太鼓分の長さのものが多いです。一重太鼓で締めた時に、お太鼓の内側の生地が見えるため、丸帯は表裏同じ生地で織られていました。表地を2本分も合わせたような重さと固さから、後に裏地を無地などの別生地で織り、表地と縫い合わせる袋帯が考案されました。