将軍様がお通りの中、「熊本ゆかりの染織作家展」出品者の堀絹子氏工房に、企画立案者の安達絵里子様と、ウール(栗茶・崩し)を着て、午前中出かけた。第84回国展工芸部奨励賞を受賞作品「山吹藍翠緑」(浮織縦横絣)の着尺、名古屋帯、木綿着尺をご用意されていた。それぞれに力強い。今、日本中の染織界を見渡しても、間違いなくトップレベルだと僕は確信した。また、自分の持ち場をしっかりとやり、「着物」を後世に残す使命感など、価値感も同じだ。ということは、僕は、しっかり販売を意識しなければならない。作品はこちらを見て微笑んでいるように感じたが、心地良いプレッシャーが心に染み入ってくる。お昼1時からは、ご予約のお客様、みかさま(仮称)だ。過日結城紬が保留になっていたが、結局、芝崎重一氏の訪問着となった。帯は「菊池洋守氏の綾織にも合うように」とのことで、イブ前後にお越し頂く。熊本ファミリー銀行本店、寺原自動車学校、上通りの西野楽器店へと出向いた。