朝から一段落つき、肩山のラインが綺麗にでるよう寝押しをしていたウール(崩し・栗茶色)を着て、お茶のお稽古に向かう。駐車場に一台も車が無い。丁度、家内から別件で電話があり、その旨を言うと、「あっ、そういえば…、今日は研究会だった」とのこと。それなら、「早く言って!」と言いたいのは、山々。しかし、事情が分かり、まずは納得。午前中、お天気もいいので、僕は、「夏・単衣物との入れ替えができる!」と思ったら、心が晴れてきた。 急旋回し、一度店に戻ると早や着付けのお稽古中。天日干し生姜の乾燥具合も、気になるところ。事務所に戻り、作務衣に着替え、ここぞとばかり着物の整理を始めた。和の國手帳に「物の整理は心の整理、感謝を込めて後始末」と書いている。着物も手入れをきっちりしていないと、翌年にはシミとなり、着ることができない。特に汗をかく時期の着物のお手入れは、要注意。当たり前だが、当たり前をきっちりやることが、着物のため。そして僕のためだ。