本藍の作務衣を着て、和の國便りポスティングで一日がスタートした。深く息をすーっと吸い込むと体全体にエネルギーが満ちてくる。朝の空気は、凛として美味しい。
午後1時過ぎ店に入る。ウール(グレー縞柄)を着ていて、お客様より「その着物いいね~」といわれるが、気が引ける。「ウール」を着ているからそう感じるのか?僕は、「もっと着物を着ていることに自信を持て!」と自問自答した。
夜は、NPO仲間のご縁で、午後7時より「国際交流会館」に「立川談四楼・独演会」を聞きにいった。着物姿は裕子さまと僕二人。僕のチケットは、もぎりをされていない。着物姿はフリーパスか?丁度、来年2月の「三遊亭小朝・落語」のA4チラシが、アンケート用紙の中に折り込みされていた。そのチラシを手にずっと持っていた。壇上に上がったのは「立川談四楼」。何となく、しっくりこない。夕刻、心悩ます出来事があり、タナゴコロで聞いていたからか。再度、チケットとA4チラシを見比べ、苦笑いした。休憩を挟み「柳田格之進」の噺を聞いた。お見事!本物中の本物だ。おかげで、夕刻の悩みも小さく感じる。でも、僕にはやっぱり大きい。
一度店に戻りPCを開くと、昨日の美江子様より、「とても楽しい師走の始まりとなりました。」という有り難いメールも頂いていた。また、スタッフの日報の、「■今日一番の嬉しかった出来事は何ですか?」の欄に、「薫様の、芝崎さんのお着物と洛風林袋帯を拝見できたことです。上級も上級の(私が言うのは失礼ですが)、素晴らしいコーディネートでした。晴れやかなパーティで、羨望の的となられることと存じます。」という、嬉しいメッセージが残されていた。