昨日、「美容室は悪」と書いたが、稀に着物を普段に着てそして着付けをされる美容室も稀に見かける。全てが悪ではない。カットの技術に加え、着付けなどの講習会でも開き、本当にお客様に喜んでもらうよう切磋琢磨している美容室、髪を染めると体にも悪影響を及ぼす事を伝えている美容室もまる。また、美容業界に臨むことがある。それは「黒髪が結える美容室」であってほしいということだ。成人式となると、鳥の巣みたいになセット。黒い瞳に茶髪、そしてベタッと金をはったような品のない振袖。そこに美があるのだろうか?美しいものを真に美しいと思える目がなくなっている。悲しい限りだ。やはり、お振袖には黒髪を結って、日本女性らしく「お父様・お母様今日までお育てくださり誠にありがとうございます。」と感謝の気持ちを述べる・・・。どんなに美しい光景だろうか。今となれば、おとぎの国の世界だ。 そのようなことを思いつつ、柔らかな松坂木綿(グレー・縞)に袖を通し、自分に出来る事をコツコツと、全力で日常業務に当たった。