熊本芸術祭合同茶会が熊本市立田自然公園、細川家邸内(泰勝寺跡)で行われた。裏千家熊本第一青年部が野点席の薄茶席を担当しているので、朝から仲間に加えてもらった。
辛子色の半衿がついた半襦袢に、一つ紋付き、単衣のお召の着物(栗色)を着て、仙台平の夏袴を履いた。普通お茶席では、お召袴や紬袴が腰が柔らかいので一般的に履くが、お手前をしなくまた野点席なので生地に張りがある仙台平でも大丈夫だ。ましてやこの気候、まだ袴板の後ろにはしっかりと汗をかくので、素材は薄いがあまり透けて見えないので重宝だ。
 
私の今日の担当は受付整理と総合受付。茶せんを振ったり、お運びも少ししたが、お手前などしないので幾分気が楽だ。道具も青年部で持ち寄り。良いお席が出来ている。鳥のさえずりも秋風も木漏れ日も心地良い。
会記も丁寧な字だ。一文字一文字刻むように書かれている。拙者も数年前この青年部活動の折書かせていただいたので、その労力は分かる。早速今回書かれた令嬢との「会記談義」となった。
まず、設計図がいること。一時間近くかかる事。縦長ではなく横長に書かないと詰まらないこと。最後の2行ほどでミスし書きなおしたこと。などなど、話は尽きなかった。
 
当たり前のことだが、何でもやってみること。やってみた体験が、自分自身を少しずつ大人にしてくれている。有難い。ただ今49歳。青春真っ盛り!「何事にも挑戦」。私の大好きな言葉だ。