綿麻の鈍色の無地に芭蕉布の帯を合わせ、土砂降りの中出かける。近くに駐車場がなく、車を置いて2~3分の所だが、雨用の草履をはいても足袋も濡れるほどの横雨だ。その後、店に戻りその草履を履いたまま仕事をするが、足の指もすっぽり覆われ甲までカバーされているので、通気が悪く、蒸れている感じがする。 夕刻は、「話し方講座」でゲストスピーチを依頼されているので、雨でも普段の胡麻竹の下駄に履きかえた。足元の通気が良くなっただけで、気の流れまで良くなったような気がする。下駄はやっぱり、日本の気候に最適な優れもの。お陰で上手く話せた。