今朝ラジオを聴いていたら、日中は30度を超す真夏日になるとのこと。そうなれと、同じ木綿であるが、出番をまっていた着物がある。それは、素材がつるんとして大島紬の風合いに似た、宮崎県都城市で作られた「綿薩摩」のみじん格子の着物、綿の糸が細いので、肌触りがしなやかながらもさらっとしている感じがたまらない。また、約半年ぶり再会なので、ひんやり感がお久しぶりといっているようでもある。やや厚手の片貝木綿が「木綿豆腐」であれば、この綿薩摩はまさに「絹ごし豆腐」のような肌触りのようだ。