和の國ファミリーのみなさま、こんにちは。茨木國夫です。
北風によるイチョウの落下が、本格的な冬の訪れを感じさせてくれます。
先日、お昼ごはんを熊本空港近くの「富士通」で食べました。
「第一部上場の食堂はどんな感じ?」と興味深々です。

自動食券機は、いたってシンプル。写真のないメニューは「AB定食/500円」「カレー/400円」「カレー大盛/450円」「汁/60円」「麺/360円」…です。
僕は、「AB定食」と「麺/めん」を注文!!
「寒い冬には暖かい汁物がいちばん! 勝手に肉うどんか、もしやラーメンのような中華ソバなどかな?」と思っていたら、「麺」は、スパゲッティ・ミートソースでした。(^_-)-☆




熊本市 着物専門店 わのくに

さて過日、熊本を代表する「熊本ゆかりの染織作家」堀絹子さんの記事が、11月30日付け熊本日日新聞・夕刊5面に紹介されていました。ちょっと日にちが経ちましたが、ここにご紹介させて頂きます。


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熊本日日新聞 夕刊 2017年11月30日
くまもと工芸四季ごよみ 「染織」
『着物の生活 心豊かに』

年末年始から春にかけて、和装に触れる機会が増える時季です。絹糸・羊毛・木綿・麻素材を使い、着物、洋服、小物などを手掛ける、染織家の堀絹子さん(71)を訪ねました。「真弓工房」(熊本市南区田迎)を主宰し、染織を始めて48年。その作品は、国展でも賞を受けるなど高く評価されています。

堀さんは改まった席だけでなく、ちょっとしたお出かけや普段着にも使える着物を提案。デザインした後、図案を細かくグラフ用紙に落とし込み、1本1本の糸をイメージの色に染めて機で織る絣の技法などを取り入れています。
手間がかかる難易度の高い工程を重ね、完成までに要する時間は4ヵ月以上。上質の絹糸を精錬し、手仕事で織り上げた着物は柔らかで軽く、表面は清らかな光沢をたたえています。緻密でデザインに優れた着物は、身にまとった時に、美しさと機能性が際立ちます。

23歳の時、熊本国際民藝館の初代館長で、倉敷民藝館(岡山県倉敷市)の館長も務めていた外村吉之介(とのむらきちのすけ)氏が開設した倉敷本染手織研究所(同)に入所し、手織と民芸の美を学びました。その後、沖縄県那覇市の人間国宝・宮平初子氏に沖縄の織を学び、岩手県盛岡市では蟻川紘直氏の下、綿と羊毛の仕事を学びます。

その間、日本民藝館(東京)に出かけては、民芸運動の父と呼ばれた柳宗悦(やなぎむねよし)の甥である柳悦孝(やなぎよしたか)氏の手ほどきを受け、素材の特性などの知識や染織の技術を身に付けました。「良いものは飾っておくのではなく日常で使うこと。それによってより物事を見る目が育まれ、日々の暮らしも心豊かなものになります」

「着物は普段着に3枚、改まった席のために2枚あれば理想ですが、1枚ずつでも構いません。加えて帯4本で、1年を通して着物の生活が楽しめます」。好きなデザイナーの洋服を選ぶように着物を選び、自由にコーディネートする。堀さんの着物は、そんな楽しみ方と、新たな手仕事の可能性に満ちています

 (記事:吉村尚子。風土&フードデザインYOSHIMURA代表、熊本市在住)
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お洒落モダンな「数奇屋袋」・通称「SUKI」の展示会も18日月曜日までとなっております。
暮れのご多用のさなかとは存じますが、ご来店を心よりお待ち申し上げます。
冬将軍様のおでましのようです。
どうか暖かくして、暖かいものを食べて、心豊かな楽しい1日をお過ごしください。