和の國ファミリーの皆さま、こんにちは。着物923こと茨木國夫です。
お昼はまだまだ汗ばむ日が続きますが、朝夕はめっきり涼しくなりましたね。

おかげさまで先月は、付下げ、色無地、道中着、袋帯、名古屋帯、半幅帯、祝い着、木綿、男性着物などのご縁をいただきました。着物を着ることが非日常となっている社会ではありますが、着物愛好家の方に支えて頂き、本当にありがたく思います。
日本を感じ着物を着たくなった時に、和の國があってよかったと思っていただけるよう、この時代を愉しく歩んでいけたらと思っています。


1日は早朝より、恒例の神社参りに出かけたのですが、散歩スタイルの甚平ではチト寒いような感じでした。暦の上では、袷の時期かと思いますが、今日はまだ綿麻の着物を着ています。かといって、透け感はありません。。。

この月に目にする言葉が、五穀豊穣(ごこくほうじょう)。「穀物が豊かに実ること」と記されています。黄緑色から黄金色に輝く収穫前の稲穂が、秋風と戯れる様を見ていると、時の経つのも忘れ、その恵みに心が豊かになっていくようです。
頑張ったことがカタチになる「実る/みのる」という言葉、美しく尊いものだと感じ入りました。



それこそ、1日にYouTubeの動画をアップしました。
タイトルは「10月の装い」。よかったらクリックしてみてください。

今月も、どうぞよろしくお願いいたします。



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◆10月の異称
 初霜月・時雨月・吉月・陽月
 
◆10月の季語/銘
衣替え・秋晴れ・秋祭り・秋の野・秋風・砧・唐錦・雲錦・嵐山・山紅葉・紅葉狩り・松風・秋高し・豊年・龍田姫・松琴・金風・菊日和・案山子・渡り鳥・夜長・芦刈・かちぐり…

◆10月の挨拶
・清秋/黄葉/寒露/錦秋の候、
・「清風万里秋」という美しい禅語に心寄せ、 
・秋風も心地よく木々の梢も色づき始め、
・日一日と日足が短くなり、深まる秋を感じ、  
・♪トンボのめがねは、水色めがね~、青いお空を…♬♪

◆10月の句
 柿くえば 鐘がなるなり 法隆寺  正岡子規

◆10月のこよみ
10月 8日(土) 寒露
10月10日(月) 満月
10月23日(日) 霜降
10月25日(火) 新月

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追記:
午前中、「付下げを2〜3枚作ろうと思っています!」と、お茶の先生よりありがたい電話を頂戴しました。
京都には、染の着物を取り扱う仕入先がたくさんあります。
まずは、「先生にお似合いになる商品探し」のため、仕入れ先の選定が一番です。