地元・菊池温泉の朝風呂(薬師湯)で充電。お昼前より、KKRホテル熊本のカルチャースクール講師として出向く。日本美人ステップアップ講座、今日のテーマは「美しい所作と立居振舞い」。前回は袴を着用したが、今回は立ち上がる時や、座る前に膝を畳につけた時の後ろ姿の足の揃え方について、ぜひとも学んで頂きたい、いや、自分では気づかない所作(見ることができない後ろ姿)をご覧頂くために、着流しがベストの選択とした。しかしながら、格式を出す為に、半襦袢・霧雨縞のサマーウール・そして袖なし羽織ではなく、黒の紗羽織を羽織った。 一度お昼過ぎに帰り、静から動モードへの切り替えの為、唐棧織縞木綿に着替え店内業務、夕刻より熊本国際子龍会館パレアに出向き、「NPO法人きもの普及協会」設立に向けた認証申請書の再チェック箇所のアドバイスを頂く。担当者より、「男性のきものは珍しいけど、カッコいい」と言われ、とても嬉しくなり、修正箇所は山積みなのに、足取り軽く店に戻ると来客2名。 夜7時から「NPO法人きもの普及協会」活動の一環として「男性の着付け」の研修会。今まで、17年間、何百回、いや何千回結んだであろう「角帯の結び方」、右廻しor左廻しか、結ぶ手順で家内と少々バトルがあったが、100対0で私の勝ちだ。なぜならば、無意識のうちに、知識や理論を越えた…早くて理にかなった帯結びを、日々やり続けていたからだ。昨今、男の着物雑誌で「着付けや帯結び」に関することが掲載されているが、一度見てみる価値はありそう。しかしながら、経験値から理論という方程式が出来上がるのも、そう遠くない気がする。