今日は縁起の良い、重陽の節句。能・「菊慈童」を思い不老長寿に心を寄せながら一日を過ごすつもりだった。やはり率先垂範・現場主義だ。もし700年生きたとしても、日々、全国~全世界へ「きもの普及行脚」をしているであろう。リラックスタイムとして露天風呂で手桶から菊酒を取り出し杯を手にし、嬉しそうに飲んでいる姿はイメージできるが、700年間は全く未知の世界。 夢枕は良いとして、明日から上海出張。上海万博特設ステージで平戸仁英先生を主宰とする「花鳥会」のメンバーの一員として「高砂」を舞う予定だ。こちらの最終稽古も大切。常連さんを横目に店内のテーブルを移動し、備長炭入りの綿麻(花田色)の着物に博多織の夏帯(きなり色)を締めつつ、寸暇を惜しんで仕事に稽古に励んだ。