今日は中秋の名月。自宅では、母がお赤飯、お団子、ススキという3点セットをにこやかなお顔でお供えしている。和の國では、午後7時よりNPO法人きもの普及協会の理事メンバー中心に、その認証と名月を祝う会を催した。 昨日同様綿麻の着物を着ていたが、昔の一杯飲み屋の親父さんのイメージを創りたく、格子柄の浴衣に着替え、10年以上前結城紬の残布で作った「前掛け」に、「たすき掛け」をして、素足に竹の皮貼り下駄を履いた。会費1000円、一品持ちよりとしていたので、私は二日がかりでお鍋いっぱいにおでんを作った。お煮しめ、お惣菜、お寿司、お野菜の盛り合わせなどの持ちよりもあり、所狭しと美味しそうな腕自慢の料理が並ぶ。あいにくの雨模様だったが、丸いお月さまならぬ…総勢8名の丸い「和」が出来上がった。ふと時計に目を移すと、午前1時半を廻っていた。「十六夜」「立待月」「居待月」「寝待月」…。また、明日から雲と風がどのようなな演出をしてくれるのだろうか。