お茶のお稽古に朝から出かけた。10月なので、暦では「秋袷」だ。しかしながら、まだ暑いので、襦袢代わりに着ふるした浴衣にサマーウール(濃紺・千筋)を着て「中置き」のお稽古にいそしんだ。お茶のお稽古は火の前に座るので、肌着を着なく浴衣とサマーウールの2枚なので袖口からも風が入ってくる。 お昼からは、自宅に戻り夏物と冬物の入れ替えをした。これもひと仕事。タンスの底から今年の夏着なかった着物が3枚出てきた。夏塩沢、西陣の蚊絣、お茶用の紗の一つ紋だ。特に夏塩沢は、宣言当時から愛用しているもの。また、西陣の蚊絣はお客様よりご主人の形身にと頂いたものだ。着物には、いろんな思い出がたくさんつまっている。夕焼けを眺めながら、「赤とんぼ」を口ずさんでいた。