今日は月に一度の「謡と仕舞の会」の日でした。お店の中で開店前からお昼頃まで初心者向きにお謡いやお仕舞を教えて下さるのです。お掃除をしながら、薬師堂先生のお腹の底からでる朗々たるお声にききほれておりましたところ、テーブルを片づけてお仕舞のお稽古がはじまりました。いよいよ私も手持無沙汰なかんじで、身の置き所が無くなり、参加させていただくことに・・・。
なにしろ何もわけがわからず、全てが初めてのことで全身ぎこちないロボットのようでした。「はぁ、これがすり足というものか」などという情けなさで、なんとかみようみまねでの初体験をおえることができました。

それにしてお謡いのお声というものは本当におなかの底からでる深い声なのですね。身体にもよさそうです。代表のお顔がつやつやされているのもきっとお謡いのおかげなのでしょう。

しかし、私にとってはなんといっても着物を着てできるお稽古ごとだということが一番の魅力という気がいたします。
今日も、おつきあいくださりありがとうございます。
                    和の國  竹田津妙子