さて、本日は『新作薪能 沖宮(おきのみや)』のご案内です。作家の石牟礼道子さん原作、染織家の志村ふくみさんが衣裳を手掛けられる新作能だそうです。
お二人は30年来のご友人だそうで、お互いの作品に触れながら対話を続けてこられたそうです。
志村ふくみさんは、ご自身のHPで、このように触れられています。
「沖宮」の登場人物である少女あやの緋色と、天草四郎の水縹色を追い求めて衣裳制作に励んでいるときに、この(石牟礼道子さんの)突然の訃報に接することになりました。
「沖宮」完成までに石牟礼さんにお尋ねしたいことは多くございましたが、今はもうそれも叶いません。
私たちは悲しみを乗り越え、石牟礼さんから託された新作能「沖宮」の上演に向けて、より一層身を引き締め、力を合わせて努力していく所存でございます。
(「しむらのいろHP お知らせ」より引用)
お二人を始め、関わったすべての方の強い思いが込められた舞台となりそうです。
10月6日の水前寺成趣園能楽殿を皮切りに京都、東京で上演されます。二つの京、そして熊本での公演ということで、またとない機会となります。一般チケットは2018年7月1日販売開始予定だそうです。お着物でのお出掛けも、より一層いいお時間となりそうです。。
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沖宮/熊本公演 [蒔能]
日時:10/6(土) 開演:19:00(開場:18:00)
【第一部 朗読】
石牟礼道子と志村ふくみの詩を朗読
スペシャルゲスト出演予定
【第二部 新作能「沖宮」】
原作 石牟礼道子
監修 金剛永謹
衣裳監修 志村ふくみ
志村洋子
詞章監修 中村健史
シテ 金剛龍謹
会場:水前寺成趣園能楽殿
熊本市中央区水前寺公園8-1
*野外の観覧席になります。
*雨天決行(荒天中止)となります。
*中止の場合、チケット代の返金は致しかねます。
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