和の國ブログをご覧の皆さま、こんにちは。茨木ゆりです。
暑中お見舞い申し上げます。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
水分補給・塩分補給の上、くれぐれも体調管理にお気をつけてお過しください。
私は、W母お手製の「しそジュース」で、乗り切りたいと思います。

さて今日は、この暑い時期の着物の着方について、少しでも涼しく着るための着方についてお話いたします。
お着物をよくお召の方は、色々と工夫をされていることと思いますが、ズバリ…着る枚数を少なくする方法です。
2つの着方をご紹介させていただきます。

1つ目は、下着を着らない方法です。
通常、下着・長襦袢・きものを着ますが、下着を着ずに、いきなり長襦袢を着る着方です。
(もちろん、半襦袢でも大丈夫で、その場合、下半身は裾除けやステテコを着用します。)
そのためには、肌触りや着心地が良くて、洗いやすい素材の長襦袢であることが必須です。
「海島綿」や、上質の「麻」素材は、心地良く着られると思います。

2つ目は、長襦袢を着らない方法です。
下着を着た上に「うそつき衿」とも表現しますが、通称「美容衿」という衿(別売り)を装着します。その上に、お着物を着る着方です。袖部分には、「替え袖」という袖のみ(別売り有)を下着にくっつけたり、着物の袖に縫いつけておきます。

お写真は、わかりやすいように、ボディに直接衿をつけています。

美容衿 熊本市中央区 着物専門店 わのくに

1枚減るだけで、ずいぶん軽く、涼しくなります。
ただしその反面、お着物に汗は伝わりやすいので、汗をかきやすい方は汗取り用のタオル等を厚めにされることをオススメいたします。

夏、お着物を着てると「暑くないですか…?」と、声をかけられますが、お洋服でもお着物でも一緒だと思います。
外気にあたると汗をかきますが、お洋服の時のように冷房の効いたお部屋に入ったとたん寒気を感じるようなことはなく、お着物姿だとじわじわと汗が引いていくので、身体のためには良いと思います。

「日傘をさして颯爽と歩く姿」に憧れる方が多いようです。
ぜひあなた様も、夏着物に日傘をさして、お出かけなさいませんか。

本日のご覧頂きましてありがとうございます。
楽しい週末をお過ごしください。。。