和の國ファミリーのみなさま、こんばんは。923こと茨木國夫です。
熊本県の至る所で目を覆うような災害が出ていますが、お住まいの地域はお変わりございませんでしょうか? 被害にあわれた方々には、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く落ち着きを取り戻してくださいますようお祈り申し上げます。

やはり、自然の猛威の前に、人は無力でなす術もありません。。。
自然は優しく美しいものですが、時には大きな大きな深呼吸をすることもあります。。。
和の國の並木から薄日が差し込み、真夏の晴天を待ちわびるかのようなセミしぐれでした。




 熊本市中央区 着物専門店 わのくに 夏きもの



おかげさまで、多用途の『着物マスクケース』も多くの方に応援していただく中、先日は本業である『着物』のご用命をいただき、本当にありがたい限りでした。リバーシブルの絽着物・引き箔の紗袋帯のご縁を頂いたかずみ様は、先日の『着物マスクケース』をポチっとしようかと思ったけど、「私はやっぱり着物を買って応援でしょう!」と笑顔でおっしゃっていただきました。その笑顔は、まるで慈悲の神とも言われる「弥勒菩薩/みろくぼさつ」のようでした。

かずみ様は、茶道を学ばれていて8月末にその着物に袖を通される予定だそうです。お茶の先生が、お稽古の時いつも細部にまで心配りをして、準備万端で迎えてくださるそうです。だからこそ「こちらもちゃんとして行こう」ということで「私も一回一回のお稽古も大事にして、着物をきていかなきゃ~」とのことです。
世間には「言ったもの勝ち」という人もいらっしゃいますが、語らずして相手の思いを感じるってとっても素敵なことであり、それこそが日本人の心の原点のような気がしています。

こうやってお着物を買ってくださると、京都の仕入先さんの声が1オクターブあがり、電話越しに喜んでくださっているのが分かります。深いお付き合いをさせて頂いている和裁士さんも着物を縫うことができ、とっても喜ばれます。もちろん、かずみ様にお似合いになることが一番でありますが、私たちもとっても嬉しいし、買い支えてくださっていることに心より感謝申し上げます。

ふと、近江商人の「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」が重なる「三方良し」の言葉が頭をよぎりました。

やっぱり着物って、日本文化ってホントいいですね!
お買い物を通して、心が育くまれて行くってステキすぎます。(*^_^*)
これからもご一緒に、いろんなことを気づき・感じ・学んでいきましょう!! 手∩手


明日火曜日は、和の國は定休日でございます。
また、明後日からどうぞよろしくお願いいたします。





追伸:
本日、ご新規というか以前に帯揚げ・帯〆をお求めくださったお客様がお立ち寄りいただきました。
それはそれは、上質な名古屋帯のご注文です。聞くところによると、80代のお母様が、これまでお仕事を頑張られた娘さま(ご来店者)へのプレゼントだそうです。

お住まいは京町のマンションということで、週末にお邪魔する予定を立てました。

「一つの節目を記念に残るもの」ということで、着物や帯をえらんでくださるということは本当に有難いし素晴らしいしとっても価値のあることだと思います。和の國ブログをご覧の皆さまのお父様・お母様がご健在であれば、この際にあなたなりの節目を作って、おねだりしてみるのも良いかもしれませんね。

やすこさん、またまたよろしくお願いいたします。(^_-)-☆