熊本市中央区 着物専門店 わのくに


和の國ファミリーのみなさま、おはようございます。茨木國夫です。
お客様のご注文や秋冬に向けての仕入れもあり、京都に上ってきました。
またご紹介させていただきますが、しびれるような「結城縮」に出会いました。
真冬以外に着られる「スリーシーズンコート」も素敵なご提案ができそうです。

また、久々時間が取れたので、仕入先にご紹介頂き食事をすることができました。
はしりのハモなどが出てきました。
カウンター席ながら、仕事ぶりがあまり見えません。
改めて「仕込み」というか「準備」「段取り」の大切さに気づかせてもらった一夜でした。


さて、6月の声を聞くと「衣替え」や「梅雨」を連想される方も多いのではないでしょうか。
今から約一ヶ月、曇りや雨の日が多くなってくることと存じます。
お天気は「天の気」でもありますので、「晴れも良し。曇りも良し。雨もまた良し」と思いながら、
一日一日を大切に過ごしていきたいものです。

この時期は、単衣の着物に透けすぎない夏帯が一般的です。
長襦袢、帯揚げ、帯締めなど小物類から涼やかにしていくと良いでしょう。
いずれにしても、「うすもの」は着物通にとって雅やかな世界です。
品良く美しく、そして楽しく着物に袖を通したいものです。



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◆6月の異称
葵月・風待月・松風月・鳴神月
 
◆6月の季語/銘
入梅・短夜・空梅雨・白夜・梅雨寒・梅雨晴・水見舞・早苗・田植・出水・夏衣・早乙女・夜釣り・蛍狩・蛍籠・鵜飼・雨蛙・竹落葉・夏草・干草・夏木立・時鳥…。

◆6月の挨拶
・短夜/梅雨/向夏/薄暑の候、
・美しい雨音に耳を傾けていると…、
・青田を渡ってくる清々しい風が心地よく…、  
・♪でんでん虫々かたつむり~お前の頭は…♬

◆6月の句
紫陽花や 藪を小庭の 別座敷   松尾芭蕉

◆6月のこよみ
6月 5日(月) 芒種
6月 9日(金) 満月
6月21日(水) 夏至
6月24日(土) 新月

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今月もどうぞよろしくお願いいたします。