上品な附下げ のり糸目友禅 洛風林袋帯 ビクトリア文  熊本市中央区 着物専門店 わのくに

和の國ファミリーのみなさま、こんにちは。923こと茨木國夫です。
過日、和の國にて小豆、そして、栗を炊いていました。
どうも、砂糖が足りないようです。

そこで、10時の開店を待って、急ぎ近くのホールスクエア(旧:丸菱)に行きました。
砂糖に加え、チョコをちょこっと買ってクレジットカードで支払いをしようとしました。
そうしたら、、、なんと『3000円以上でないとカードが使えない!』とのことです。

一瞬悩みましたが、「僕は、近くの電気ビルの着物屋です。」
「どうしても砂糖を早く買いたいので、このクレジットカードを置いて砂糖を持って帰っていいですか?」
「近くなので、お金を取りに帰って約10分ほどでお金を持ってきます。」

個人的なことですが、その日は、10時半から着付け教室もあります。
「どうしても早く砂糖を栗の中に入れたい!!!」との一心で、出た言葉でした。
「3000円以上買えば、事無く澄んだのに」と一人で苦笑いしながら行き来しました。(^_-)-☆


さて、今日は「加納の織物展」の前にご縁を頂きました・・きぬこ様の着物についてです。
きぬこ様は、お茶を学ばれています。
「江戸小紋は持っているので、一枚訪問着のようなもの(附下げ)が欲しいです。」
「長く着ることが出来て、出すぎない着物が良いです。」…とのことでした。

和の國は、織物がメインのようですが、意外に、附下げや訪問着などにも力を注いでいます。
あまりブログなどでは紹介していませんが、
お客様から「和の國さんの着物(訪問着など)は上品ね!!」と、よくおっしゃっていただきます。

今回の染の着物は、「一ノ橋さん』の着物で、美智子皇后さまがこよなく愛していらっしゃる製造メーカーです。
デパートに出回るわけでもないので、「一ノ橋」の着物をご存知の方は着物通の方でもごく僅か。
一世を風靡した、「銀座・きしや」さんのメイン問屋さんでした。

熊本では「しゃれきもの・おお田」さんが好んで販売なさっていました。
匠の技とも言える…「のり糸目友禅」(業界用語で「まのりの仕事」とも言います)」の仕事です。
笹文様の中に有職文様が施され、段ぼかしより一層、上品さを醸し出しています。

帯は「洛風林」の飛天錦「ビクトリア文」をコーディネートしてみました。
白・白のコーディネートなので、帯〆一本で雰囲気がぐっと違ってきます。
例えば、初釜には白の帯〆で赤い房。2月は下萌えの薄い黄緑色。3月は桜色など。。。


きぬこ様は、新年の「初釜」にご着用予定かな…と思われます。
ご縁をありがとうございます。
控えめながらも上品で美しい着物が増えたら、周りのお客様も より喜ばれることと存じます。

いつもありがとうございます。
今日は麻由子さんが、「エレガント講座」を受講されたので、そのブログも近々アップ予定です。
乞う、ご期待ください。  拝