和の國ファミリーのみなさま、こんにちは。923こと茨木國夫です。

月初の京都出張を終えようとした時のことです。
上空からの眺めに心寄せ、2日午前10時半頃、熊本空港に無事到着しました。
近くのFM駐車場(一日500円)の送迎バスが、空港まで迎えに来てくれました。

FM駐車場に着いて、カミさんはお支払いを済ませているときです。
軽~く70過ぎのおじさん、おばさん、その娘さん(4~50代)が、そのバスに乗り込もうとなさっています。
大きいサイズのスーツケースだったので、僕が車内に乗っけるお手伝いをしました。

おじさん:「重かですもんな~。あ~、良かった。」…と喜ばれました。
おじさん、おばさん、娘さんの順だったので、最後の娘さんにお尋ねしました。
923:「どちらまでですか?」・・・と。

その娘さん:「東京までです。」
923:「そうですか。。。どうぞお気をつけて。。。」
笑顔で会話が終わったと思いました。

突然、二番目のおばさん:「結婚式があるけん行きよっとですよ。」…と。
僕にお話ししたそうな雰囲気でした。
その娘さん:「そぎゃんこつはよかけん、はよ乗るよ!」(^o^)  




袋帯 礼装向き 熊本市中央区 着物専門店 わのくに

さて、今日は正統派の着物ネタ、「袋帯」についてです。

和の國の取り扱い商品は、「趣味の着物・紬」がメインのイメージがあることと存じます。
実際僕自身もですが、カミさんも普段に着物を着るとなると、やはり紬などが多いのが実情です。
だから、「趣味性の着物を取り扱う店」のオーラが出まくっているのでは…と思う今日この頃です。

もちろん、極上の結城紬などの織物も大好きですが、実は、叙勲・結婚披露宴・創立記念パーティなどの着物も得意分野です。和の國では、より個性を出したい方や、ごくごく一般的でなくちょっと違ったコーディネートを楽しみたい方のために、「洛風林」の帯などをよく提唱しています。

しかし、自分が主人公ではなく、参列者として会に華を添えるのであれば、写真のような金糸が多い上質な袋帯をおススメしています。
訪問着はもちろんのこと、特に左の2本は留袖などにぴったりの帯だと思います。
今回は、「留袖に合う帯を」というご注文を頂きましたので、厳選して取り寄せてきました。

お値段は色々で、和の國では30万位~100万を超えるものを取り扱っています。
正直、京都で仕入れようと思えば、1万程で仕入れられる安価な袋帯も出回っています。
しかし、手前味噌ではありますが、、、
下記のような気持ちで仕入れたり取り寄せたりして、おススメしています。


まずお客様のイメージ、雰囲気、着用場所、参列者などなど、色々と思いを巡らします。

・私たち着物のプロが、本当に納得しておススメできるもの。
・風合いが柔らかく、締めやすいもの。(色柄も大事ですが、まず最低ラインです。)
・お求め頂いた後も、ずっと喜んで頂けるもの。(「また、あの帯締めたい!」)

・お客様にとって、本当に得になるもの。(現在の着物、今後のコーディネートも考慮)
・お子様やお孫様にお譲りになっても、本当に良かったと思っていただける本物を。
・全国の着物専門店が見られても、品質・価格双方に納得いただけるもの。


僕は、着物しか着ない変な人間ですが、そのような「和の國フィルター」を通して、
「安心してお客様にお買い物をしていただきたい。」という一心で仕事をしています。
品質へのこだわりは、半端なく、京都の仕入先に嫌がられることも多々あります。

でも、お客様に喜んでいただくと、「本当に良かったぁ~。」と私たちも嬉しくなります。
そんな時、喜びのアドレナリンに満たされ、とっても幸せな気持ちとなります♪
美しいご縁を結んでいただき、ありがとうございました。


追伸:
ご注文のお客様は、「和の國」と「もう一軒の呉服屋さん」とのお付き合いがあるとのことですが…
もう一軒の呉服屋さんから、
「今、熊本で一番良いお着物を扱ってらっしゃるのは、和の國さんですよ」と、
言われたそうです。  

同業者の方が、和の國の価値(商品レベル)をおっしゃっていただくことは、
本当にありがたいことで、望外の喜びでございます。  南無・合掌





明日・火曜日は、定休日です。
菊池から30~40分ほどで行ける紅葉の名所に行きたい♪とも思っています。
しかし、そっち系のネタが多いので、「綺麗に取れても画像アップどうしょう?」と。。。
でも、望遠レンズ持って出かけてきまーす!!

なんか、着物以外のネタが多いと「真面目にブログ書かなきゃ」という気持ちになって、
とってもありがたいです。
またブログ、そ~っとのぞいてみてごらん。そ~っとのぞいてみて下さい。  

今週(月曜日が和の國の週末)も、本当にありがとうございました。
また、来週・水曜日からもどうぞよろしくお願いいたします。  拝