和の國ブログをご覧の皆さま、こんにちは。着付けアドバイザー・緒方麻由子です。
本日の午前中、【着付け1日マスターコース】の打ち合わせに、ちほ様がご来店くださいました。

和の國とのご縁の始まりは、以前ちほ様のお母様が、着付けサービスをご利用くださったことだそうです。ちほ様も、着付けサービスをご利用くださったことがあり、「自分で着られるようになれたら・・・」と、ずっと和の國着付け教室のことを気にかけてくださっていたそうです。


コース内容のご説明などをさせていただいたところで、ちょうどおかみさんが帯をされる前でしたので、おかみさんの流れるような帯結びの実演をご覧いただきました。

着付け1日マスターコース 5時間の集中レッスン 着付けDVD 熊本市中央区 着物専門店 わのくに

さて。打ち合わせの時に、皆様にお書きいただくアンケートがございます。
その最後に、「着られるようになったら、どのようになりたいですか?(どこに行きたいですか?)」という、≪宣言文≫をご用意しているのですが、ちほ様は「忘年会、(お嬢様の)卒業式」とお書きになっていました。

その後、おかみさんとのお話の中で、ちほ様はこんなお話をなさっていました。
「娘が、『将来留学したい』ということを言い出しました。もし海外に出るなら、日本の伝統文化である着物を知っておかないと、と伝えたい。こういうことは、伝えないとなくなってしまうから、ぜひ伝えていきたいという思いはあるんです。でも肝心の私に、それを教える知識・ベースがないので・・・、まずはそのために自分が勉強したいと思っています。」

とってもすてきなお話が、ちほ様の優しいお声・語り口調と相まって、聞き入ってしまいました。
着付けを学ぼうとお決めになったその奥に、こんなにも大切な思いを持っていらしたことを知り、ちほ様のお心が全身にじーんと染み渡るようでした。

おかみさんとのお話の中で引き出された、ちほ様のお気持ち。そして、それをお話していただける空気をつくる、おかみさんの存在の大きさ。まだまだ自分には到底及ばないところです。
大きな大きな学びのあるお時間でした。


國さんからは、「すごいですね。お客様の真の思いを感じて自分に置き換えることができるって、とっても豊かなことだと思います。ぜひブログでご紹介したらどうですか。」とのお言葉をいただき、こうしてブログでご紹介をさせていただきました。
ちほ様からお嬢様へ、お着物を通した心の橋渡しに、少しでもお役に立てるようにと、心新たに来週8日(土)のレッスン日を迎えたいと思います。


本日も、お付き合いいただき、ありがとうございました。
日曜日の午後・・・どうぞ暖かくして、ごゆっくりとお過ごしくださいませ。